産業通商資源部の破壊的革新R&D設計企画事業(製薬・バイオ分野)に最終選定
㈱FUST Labは、韓国産業技術評価管理院が主管する知識サービス産業技術開発事業(破壊的革新R&D設計企画)に最終選定された。
破壊的革新R&D設計企画事業は、従来の製品の実現方式にとらわれず、新しい方式の製品とサービスの設計概念、機能定義、妥当性の検証などを行う事業で、概念研究と褒賞型R&Dの2段階により可能性を検証していく競争型の事業である。
㈱FUST Labは、「ナノバブル製造技術を利用した位置追跡基盤のDDS開発企画研究」という目標を立て、韓国標準科学研究院、大邱慶北先端医療産業振興財団、アメリカ・スタンフォード大学と一緒に共同研究を行う計画である。
当該R&Dは、超音波ナノエマルジョン製造技術を利用してナノバブルを製造し、バブルの特性を利用した位置追跡基盤のナノ薬物伝達システムの開発を目標とする。100nm以下の非常に均一なサイズで製造されたナノバブルコアの一定の薬物を探るため、高いインジェ効率性と副作用を最小化するというメリットがある。また、バブルカプセルを使うため、とても多様な薬物に適用できる。
「ナノバブル製造技術を利用した位置追跡基盤のDDSの開発」は、ナノバブル内に搭載される薬物と磁性を帯びた複合体を一緒に注入し、病変の近くに薬物を非常に効率的に誘導することができる機能も含む。ナノバブルが病変の近くに移送される間にはリアルタイムでトラッキングでき、移送完了後には外部のバブルを崩壊し、選択的に薬物を注入するので、薬物による副作用も最小化することができる。
知識サービス産業技術開発事業(破壊的革新R&D設計企画)により本技術が開発されれば、ナノバブルの製造、イメージング、破壊技術を含む新概念の位置追跡基盤のナノバブル薬物伝達システムが開発され、薬物伝達システムの革新的な技術を保有することにより、ナノ医薬品事業をリードするものと期待される。
㈱FUST Labは、革新的な超音波技術を利用してナノ乳化・分散、水処理、タンパク質の抽出など多様な産業分野で事業を行っており、これを機に製薬・バイオ分野で可能性を現実に実現していくはずである。